映画『ルンタ』公開記念トークイベント 「今、チベットを知るために」 7月2日(木)19時〜

© Ren Universe 2015     配給 蓮ユニバース

 http://lung-ta.net

 

心優しき遊牧の民にいま何が起きているか、あなたは知っていますか?

7月18日より公開される映画『ルンタ』は、非暴力の闘いに込められたチベット人の心を描く衝撃のドキュメンタリーです。チベットでは中国の圧政に対して自らに火を放ち抵抗を示す“焼身抗議”が後を絶ちません。その数141名(2015年3月3日現在)。今も多くの命が失われています。暴力によるテロが世界を席巻する今、なぜチベット人たちは非暴力の姿勢を貫くことができるのか?「慈悲」や「利他」といった仏教の教えに支えられた彼らの暮らしとは?

本作の公開を記念してトークイベントを開催します。出演は『ルンタ』監督の池谷薫さん、1980年代よりチベットを何度も訪れ現地でチベット人との交流を重ねてきた作家の渡辺一枝さん、そしてチベット文学の翻訳を数多く手がける東京外国語大学の星泉さん。それぞれの分野で長年チベットに関わってきた3人をお招きし、チベットのいまを熱く語っていただきます。

*当店3階にて6月末よりチベットの歴史と文化、政治的状況を知るための選書フェア「今、チベットを知るために」も開催します。あわせてご覧ください。

*映画『ルンタ』は7月18日(土)より渋谷シアター・イメージフォーラム他全国順次公開!!

●出演者

池谷 薫(いけや・かおる)

1958(昭和33)年、東京生まれ。NHKスペシャルなど数多くのテレビドキュメンタリーを演出。初の劇場公開作品となった『延安の娘』(02年)は文化大革命に翻弄された父娘を描き、カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭最優秀ドキュメンタリー賞ほか多数受賞。2作目の『蟻の兵隊』(06年)は中国残留日本兵の悲劇を描き、記録的なロングランヒットとなる。東日本大震災からの復興を描いた『先祖になる』(12年)は、ベルリン国際映画祭エキュメニカル賞特別賞、香港国際映画祭グランプリ、文化庁映画賞の大賞を受賞。著書に『蟻の兵隊 日本兵2600人山西省残留の真相』(新潮社)、『人間を撮る ドキュメンタリーがうまれる瞬間(とき)』(平凡社、日本エッセイスト・クラブ賞受賞)。

渡辺一枝(わたなべ・いちえ)

1945年、ハルビン生まれ。87年に18年間の保母生活に終止符をうち作家活動に入る。現在までチベット、中国、モンゴルへ旅を続けている。チベットに関する著書は『チベットを馬で行く』(文春文庫)、『わたしのチベット紀行』(集英社文庫)、『風の馬 ルンタ』(本の雑誌社)、『叶うことならお百度参り チベット聖山巡礼行』(文藝春秋)、『消されゆくチベット』(集英社新書)など多数。その他の著書に、『時計のない保育園』(集英社文庫)、『福島の声を聞こう! 3.11後を生き抜く7人の証言』(オフィスエム)など。『マガジン9条』発起人の一人。

星 泉(ほし・いずみ)

1967年生まれ。東京大学大学院人文社会研究科博士課程修了、博士(文学)。現在、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所・教授。専門はチベット語・チベット文学。主な著書に『現代チベット語動詞辞典(ラサ方言)』(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)、訳書に『チベット文学の現在 ティメー・クンデンを探して』(ペマ・ツェテン著、チベット文学研究会編、大川謙作との共訳、勉誠出版)、『チベット文学の新世代 雪を待つ』(ラシャムジャ著、勉誠出版)、『ハバ犬を育てる話』(タクブンジャ著、海老原志穂・大川謙作・三浦順子との共訳、東京外国語大学出版会)など。

 

開催日時:2015年7月2日(木) 19時~(開場18時30分)

開催場所:東京堂書店神田神保町店6階 東京堂ホール

参加方法:参加費800円(要予約・ドリンク付き) 店頭または電話・メール(shoten@tokyodo-web.co.jp)にて、「チベットイベント参加希望」とお申し出いただき、名前・電話番号・参加人数をお知らせ下さい。 電話 03-3291-5181 イベント当日と前日は、電話にてお問い合わせ下さい。

※当日17:00より1階総合カウンターにて受付を行います。 参加費800円(ドリンク付き)をお支払い頂いた上で、 1Fカフェにて、カフェチケットと指定のドリンクをお引換えください。 イベントチケットは6階入口にて回収致しますので、そのままお持ちください。 尚ドリンクの引換えは当日のみ有効となります。