木村友祐 きむら・ゆうすけ(作家)
1970年青森県八戸市生まれ。作家。日本大学芸術学部文芸学科卒。2009年「海猫ツリーハウス」で第33回すばる文学賞受賞。2012年「イサの氾濫」で第25回三島由紀夫賞候補となる。著書に『海猫ツリーハウス』(集英社、2010年)、『聖地Cs』(新潮社、2014年)。その他の小説に「幸福な水夫」、「おかもんめら」、「天空の絵描きたち」、「埋(うず)み火」、「「P」「満車」「連結散水送水口」」、「ひのもとのまのなか」等多数。
岡和田晃 おかわだ・あきら(文芸批評家・ライター)
1981年北海道上富良野町生まれ。文芸評論家・ライター。日本SF作家クラブ会員。筑波大学大学院人文社会科学研究科一貫制博士課程在学中。著書に『アゲインスト・ジェノサイド』(アークライト/新紀元社、2009年)、『「世界内戦」とわずかな希望 伊藤計劃・SF・現代文学』(アトリエサード/書苑新社、2013年)、『向井豊昭の闘争 異種混交性(ハイブリディティ)の世界文学』(未來社、2014年)。編著に『向井豊昭傑作集 飛ぶくしゃみ』(未來社、2014年)、『北の想像力 〈北海道文学〉と〈北海道SF〉をめぐる思索の旅』(寿郎社、2014年)。共著書・訳書多数。
福島第一原発事故による警戒区域内で当局の命令に逆らい放射性物質に汚染された牛を生かし続ける牧場の様子を、生活者の視点で活写し野間文芸新人賞候補となった問題作『聖地Cs』(木村友祐)。〈アイヌ〉への歴史的な加害性を痛みとして引き受け、孤軍奮闘を続けた作家の評伝『向井豊昭の闘争 異種混交性(ハイブリディティ)の世界文学』(岡和田晃)。
これら二冊は、実は共通した問題意識で書かれています。そのことは「夷を微かに希うもの――向井豊昭と木村友祐」(岡和田晃、「すばる」2014年12月号掲載予定)で仔細に論じられていますが、今回のイベントでは、二人の作家を取り結ぶ“東北”というトポスを切り口に、現代日本の同調圧力へ抗する「蝦夷」について縦横に語り合います!
開催日時:2014年11月7日(金) 19時~(開場18時30分) 開催場所:東京堂書店神田神保町店6階 東京堂ホール 参加方法:参加費800円(要予約・ドリンク付き) 店頭または電話・メール(shoten@tokyodo-web.co.jp)にて、「木村さん×岡和田さんイベント参加希望」とお申し出いただき、名前・電話番号・参加人数をお知らせ下さい。 電話 03-3291-5181
※当日17:00より1階総合カウンターにて受付を行います。 参加費800円(ドリンク付き)をお支払い頂いた上で、 1Fカフェにて、カフェチケットと指定のドリンクをお引換えください。 イベントチケットは6階入口にて回収致しますので、そのままお持ちください。 尚ドリンクの引換えは当日のみ有効となります。