矢萩多聞著『偶然の装丁家』(晶文社)刊行記念 中島岳志さん×矢萩多聞さんトークイベント 5月18日(日) 15時~ 

「偶然の装丁家 これまで/これからの本づくり」

幅広いジャンルで、これまで350冊を超えるブックデザインを手がけてきた矢萩多聞さん。中学1年で学校をやめ、インドで暮らし、専門的なデザインの勉強もしていない矢萩さんが、どのようにして本づくりの道にたどり着いたのか、一冊にまとまり、このたび晶文社より5月刊行されました。『中村屋のボース』以来、矢萩さんとのコンビで出版活動を続けてきた政治思想史家の中島岳志さんをお迎えし、これまでの装丁作品をふりかえりながら、これからの本のかたち、本づくりの未来を考えます。

≪プロフィールご紹介≫

矢萩多聞(やはぎ・たもん)
1980年、横浜生まれ。画家・装丁家。中学一年で学校をやめ、ペンによる細密画を描きはじめる。95年から、南インドと日本を半年ごとに往復し、日本帰国時に個展をひらく。2000年、日印コミュニティサイト「Indo.to」をオープン。運営・編集・デザインをてがけ、日印交流イベントを多く企画する。02年から本づくりの仕事にかかわるようになり、これまでに350冊を超える本をてがける。12年、事務所兼自宅を京都に移転。現在はインド・バンガロール―横浜―京都を行き来し、装丁、ペン画、イベント企画など多岐にわたって活動をくり広げている。著書に『インド・まるごと多聞典』(02年、春風社)がある。

中島岳志(なかじま・たけし)
1975年、大阪生まれ。大阪外語大学卒業。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程後期課程修了。専門は南アジア地域研究、近代政治思想史。現在、北海道大学大学院法学研究科准教授。著書に『中村屋のボース』『パール判事』(ともに白水社)、『朝日平吾の鬱屈』(筑摩書房)、『インドの時代』『「リベラル保守」宣言』(ともに新潮社)、『保守のヒント』(春風社)、『秋葉原事件』(朝日新聞出版)、『血盟団事件』(文藝春秋)、『岩波茂雄』(岩波書店)、共著に『保守問答』(講談社)、『帝都の事件を歩く』(亜紀書房)などがある。

開催日時:2014年5月18日(日) 15時~17時(開場14時30分)
開催場所:東京堂書店神田神保町店6階東京堂ホール
参加方法:参加費800円(要予約・ドリンク付き) 店頭または電話・メール(shoten@tokyodo-web.co.jp)にて、「中島さん&矢萩さんトークイベント参加希望」とお申し出いただき、名前・電話番号・参加人数をお知らせ下さい。電話 03-3291-5181
※当日13:00より1階総合カウンターにて受付を行います。