『わが煉獄』(港の人)×『はまゆりの頃に 三陸、福島2011〜2013年』(里山社)刊行記念 四方田犬彦氏×田代一倫氏トークショー 3月13日(木)19:00~

【概要】
このたび、四方田犬彦詩集『わが煉獄』と、田代一倫写真集『はまゆりの頃に 三陸、福島2011~2013年』の刊行を記念し、お二人のトークセッションを開催いたします。
古今東西の映画・文学・芸術に深く通じ、多彩にして旺盛な著作活動を展開している評論家・詩人の四方田犬彦さんの最新詩集『わが煉獄』は、33篇の詩を収め、詩人の内なる風景「煉獄」を描いた一冊です。一方、2011年3月11日の震災後から2年間に渡り、被災地となった東北地方沿岸部の人々を1200人以上撮影した写真家の田代一倫さん。昨年11月に刊行された初の写真集『はまゆりの頃に 三陸、福島2011~2013年』には、撮影日時、地名、そして写真家としての気づきを綴った覚え書きが添えられた、453枚の肖像写真が収録されています。
パレスチナからモロッコ、コソヴォとさまざまな土地を歩き、その場所や人々がもつ歴史と記憶を「煉獄」という虚構の空間に結実させた四方田犬彦さんと、震災後の東北地方を歩きそこに生きる人々を撮影しつづけた田代一倫さん。詩人と写真家は、それぞれの場所で何を見つめ何を記録してきたのか。その記録にどのような物語を見出すのか。
当日は、四方田さんの詩の朗読、田代さんの写真のプロジェクションも交えながら、異なる分野で活躍するお二人のトークをお楽しみいただきます。ぜひともふるってご参加ください。

〈プロフィールご紹介〉
四方田犬彦(よもた・いぬひこ)
1953年、大阪生まれ。詩集に『眼の破裂』(百頭社、1993)『人生の乞食』(書肆山田、2007)、翻訳詩集にマフムード・ダルウィーシュ『壁に描く』(書肆山田、2006)、ピエル・パオロ・パゾリーニ『パゾリーニ詩集』(みすず書房、2011)。最近の著作に、『ひと皿の記憶 食神、世界をめぐる』(ちくま文庫、2013)『ルイス・ブニュエル』(作品社、2013)『マルクスの三つの顔』(亜紀書房、2013)『アジア全方位』(晶文社、2013)『日本の漫画への感謝』(潮出版社、2013)ほか。著作は100冊を超える。2014年、最新詩集『わが煉獄』(港の人)を刊行。

田代一倫(たしろ・かずとも)
1980年福岡県北九州市八幡生まれ。
2006年、地元、福岡の高校生のポートレートを撮影した初個展
「浮憂世代」で第8回三木淳賞奨励賞を受賞。
2006年より、福岡市にて写真家自身で運営するギャラリー〈アジア フォトグラファーズ ギャラリー〉の設立、運営に参加し、
故郷を撮影した「八幡」シリーズを発表。
2010年に活動の拠点を東京に移し、<photographers’ gallery>

で作品を発表している。『はまゆりの頃に』の連続展覧会で、
2013年さがみはら写真新人奨励賞を受賞。2013年11月、初の写真集『はまゆりの頃に 三陸、福島2011〜2013年』(里山社)を刊行。

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開催日時:2014年3月13日(木) 19時~ (開場18時30分)
開催場所:東京堂書店神田神保町店6階東京堂ホール
参加方法:参加費800円(要予約・ドリンク付き)
店頭または電話・メール(shoten@tokyodo-web.co.jp)にて、「四方田さん×田代さんイベント参加希望」とお申し出いただき、お名前・電話番号・参加人数をお知らせ下さい。イベント当日と前日は、電話にてお問い合わせ下さい。
電話 03-3291-5181

※当日17:00より1階総合カウンターにて受付を行います。