なんてことない日常にひそむ、異界へのわき道……。
くたびれた男たちが紛れ込んだ21の奇妙な世界。
全編単行本未収録!
今年で作家生活50周年を迎えられた眉村卓先生の最新刊『たそがれ・あやしげ』(出版芸術社)の刊行を記念して、神田神保町店3階でフェアを開催しています。
今回眉村先生には、ご自身に影響を与えた本10冊を選書していただき、その1冊1冊について先生直筆のコメントをいただきました。
併せて展開している出版芸術社刊行のSF・ミステリーシリーズにも魅力的な書籍が揃っていますので、是非1度ご覧ください。
7月16日追記:『たそがれ・あやしげ』サイン本入荷しました!
7月20日追記:『たそがれ・あやしげ』サイン本完売しました。ありがとうございました。
8月21日追記:最新刊『自殺卵』のサイン本入荷しました! フェアは3階エスカレータ前に場所を移して継続しています。
眉村 卓(まゆむら・たく)
一九三四年、大阪に生まれる。大阪大学経済学部卒。耐火煉瓦会社勤務の傍ら、SF同人誌「宇宙塵」に参加。61年、「SFマガジン」第1回SFコンテストに投じた「下級アイデアマン」が佳作入選し、デビュー。63年、いわゆる日本SF作家第一世代の中で最も早く、処女長編「燃える傾斜」刊行。その後コピーライターを経て、65年より専業作家になる。企業社会と個人の関係をテーマにしたいわゆるインサイダー文学論を唱え、ショートショートやジュニアSFでも健筆をふるい、絶大な人気を博す。71年、未来の管理社会を描いたインサイダー視点SFの集大成ともいうべき〈司政官〉シリーズを開始。79年、その長編第一作『消滅の光輪』で第7回泉鏡花文学賞を受賞した。近刊に、『日がわり一話①②』、『新・異世界分岐点』、『妻に捧げた1778話』、『いいかげんワールド』、『沈みゆく人』、『しょーもない、コキ』、『眉村卓コレクション異世界篇Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ』などがある。
写真提供:産経新聞社