元・ATG社長の佐々木史朗は、社長就任の1979年当時から、撮影所を知らない世代にさしかかっていた若手映画監督たちを積極的に起用し、「ヒポクラテスたち」「風の歌を聴け」「転校生」「闇打つ心臓 Heart,beating in the dark」「九月の冗談クラブバンド」「家族ゲーム」「すかんぴんウォーク」「ヒロイン!」など、数々の映画をプロデュースしてきた。その中の映画のヒロインをつとめてきた女優・室井滋さんと、室井さん主演の映画を撮ってきた長崎俊一監督(「闇打つ心臓」)、渡邊孝好監督(「居酒屋ゆうれい」)らと共に、当時の映画製作の現場のお話を伺う。
長崎俊一監督はインフルエンザ発症のため、今回のイベントは不参加となりました。(2019年1月7日)
≪プロフィール≫
佐々木史朗(ささき・しろう)
1939年大連生まれ。早稲田小劇場、TBSテレビを経て1970年東京ビデオセンター設立。78年から87年まで日本アートシアターギルド(ATG)の代表を務める。85年には第一回東京国際映画祭のプロデューサーとして映画祭の基礎作りに貢献する。89年アルゴ・プロジェクト、93年に株式会社オフィス・シロウズを設立。日本映画学校を大学化するために尽力し、2007年から2018年まで同大理事長を務めた。2017年には東京国立近代美術館フィルムセンター(現・国立映画アーカイブ)の企画「映画プロデューサー 佐々木史朗」で仕事の一部(18作品)が上映された。
一貫して新人監督の発掘に力を注ぎ、数多くの貴重な才能を世に送り出している。
室井滋(むろい・しげる)
富山県生まれ。早稲田大学在学中に映画『風の歌を聴け』で女優デビュー。『居酒屋ゆうれい』『のど自慢』『OUT』『ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ』などで数多くの映画賞を受賞。『デイアンドナイト』(来年1月26日公開予定)に出演。2012年日本喜劇人大賞特別賞、2015年松尾芸能賞テレビ部門優秀賞を受賞。佐々木史朗氏プロデュース作品には 『風の歌を聴け』『闇打つ心臓 Heart,beating,in the dark』『ヒロイン!』などがある。また絵本「しげちゃん」シリーズ(金の星社)他電子書籍化含め著書多数。新作「すきま地蔵」(白泉社)、近刊に、絵本「ピトトト トン よ~」(世界文化社)、随筆「おばさんの金棒」(毎日新聞出版)など。各地でしげちゃん一座絵本ライブを開催中。
長崎俊一(ながさき・しゅんいち)
1956年生まれ。映画監督。8ミリ、16ミリの自主映画で名を馳せ、82年『九月の冗談クラブバンド』で劇場用監督デビュー。主な作品は『闇打つ心臓』『ロックよ、静かに流れよ』『誘惑者』『ロマンス』『8月のクリスマス』『少女たちの羅針盤』『唇はどこ?』など。テレビドラマでは「撃てない警官」(WOWOW)、「居酒屋ふじ」(テレビ東京)などがある。「神酒クリニックで乾杯を」(BSテレ東)が2019年オンエア。
渡邊孝好(わたなべ・たかよし)
1955年生まれ。映画監督。助監督を経て89年『君は僕をスキになる』で監督デビュー。『居酒屋ゆうれい』で日本アカデミー賞優秀監督賞、山路ふみ子映画賞などを受賞する。主な作品は『エンジェル 僕の歌は君の歌』『新・居酒屋ゆうれい』『香港大夜総会 タッチ&マギー』『ショムニ』『ヒナゴン』など。テレビドラマでは「お家さん」(読売テレビ)「だから荒野」(NHK)、「荒地の恋」(WOWOW)などがある。「モンローが死んだ日」(NHK)が2019年オンエア。
司会:高崎俊夫(たかさき・としお)
1954年福島県生まれ。「スターログ日本版」「月刊イメージフォーラム」等の編集部を経て、フリーの編集者に。手がけた単行本は「わが封殺せしリリシズム」(大島渚、清流出版)、「テレビの青春」(今野勉、NTT出版)、「日活アクション無頼帖」(山崎忠昭、ワイズ出版)、「スクリプターはストリッパーではありません」(白鳥あかね、国書刊行会)、「女の足指と電話機」(虫明亜呂無、中公文庫)ほか多数。著書に「祝祭の日々 私の映画アトランダム」(国書刊行会)がある。
開催日時:2019年1月10日(木) 19時00分~(開場18時30分)
開催場所:東京堂書店 神田神保町店6階 東京堂ホール
参加費: 800円(要予約)
参加ご希望の方は店頭または電話にて、『佐々木さんトークイベント参加希望』とお申し出いただき、名前・電話番号・参加人数をお知らせください。イベント当日と前日は、電話にてお問い合わせください。
ご予約受付電話番号:03-3291-5181
会場内での写真撮影はご遠慮ください。
※当日17:00より1階レジカウンターにて受付を行います。 受付時にお渡しするイベントチケットは6階入口にて係員にご提示いただきますのでそのままお持ちください。
※6階には待機場所を設けておりませんので、開場時間前に6階へお上がりいただくのはご遠慮ください。
※会場での書籍のご購入は現金のみの対応となっており、クレジットカード・図書カード・電子マネー等でのお支払いはできません。また、東京堂のポイントカードへのポイント付与もできませんので予めご了承ください。
※やむを得ずキャンセルされる場合は、お手数ではございますが電話かメールにてご予約のお名前・イベント名をご連絡ください。