『時間と死』および姉妹篇『不在の哲学』(ちくま学芸文庫)の2著によって開かれた、新しい思考の場。そこから見える世界の風景とは、どんなものなのでしょうか。 カントの「超越論的観念論」から出発し、常識の骨組みを、一つ一つ抜き去ってきた哲学者が、ついに死の問題に挑戦しました。 世界と時間が仮象=不在なら、死とは不在から無への転換、あらゆる意味で「不在」である「私」がほとんど失うもののない転換なのだ──この驚くべきテーゼの来た道と行く末とは……。
プロフィール
中島 義道(なかじま・よしみち)
1946年生まれ. 東京大学法学部卒. 同大学院人文科学研究科修士課程修了. ウィーン大学基礎総合学部修了(哲学博士). 電気通信大学教授を経て, 現在は哲学塾主宰. 著書に, 『時間を哲学する──過去はどこへ行ったのか』(講談社現代新書), 『哲学の教科書』(講談社学術文庫), 『時間論』(ちくま学芸文庫), 『死を哲学する』(岩波書店), 『生き生きした過去──大森荘蔵の時間論, その批判的解説』(河出書房新社), 『不在の哲学』(ちくま学芸文庫), 『時間と死──不在と無のあいだで』(ぷねうま舎)など
開催日時:2016年11月17日(木) 19時00分~(開場18時30分) ※開場時間前に6階ホールにお上がりいただくことはご遠慮ください
開催場所:東京堂書店 神田神保町店6階 東京堂ホール
参加方法:参加費 500円(要予約)
参加ご希望の方は店頭または電話にて、『中島 義道さんトークイベント参加希望』とお申し出いただき、名前・電話番号・参加人数をお知らせ下さい。イベント当日と前日は、電話にてお問い合わせ下さい。電話 03-3291-5181
※当日17:00より1階レジカウンターにて受付を行います。
受付時にお渡しするイベントチケットは6階入口にて回収致しますので、そのままお持ちください。
※会場内の書籍販売は現金のみの対応となっております。ポイントもお付けできませんのでご了承ください。